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虫歯について

こんにちは☀️
歯科衛生士の長島です。

今日は虫歯についてお話します🦷

虫歯とは、虫歯の原因菌が出す酸によって歯のカルシウムが溶かされ、歯がもろくなり、ついには穴が開いてしまう病気のことです。

虫歯の進行の程度や発生する場所によって、症状に違いがあります。

 

①CO(初期う蝕)

歯に穴はあいていないが、カルシウム分が少なくつやがなくなり、白く濁って見えたり薄い茶色に見えたりします。痛みなどの自覚症状はなく、フッ素の活用により元の状態に戻すことが可能です。

 

②C1(エナメル質う蝕)

歯の表面(エナメル質)に穴があいてる状態で痛みや染みたりはあまり感じない場合が多いです。

 

③C2(象牙質まで進んだ虫歯)

むし歯が歯の内部に広がり象牙質まで進んだ状態です。象牙質は痛みを感じる部分なので痛みや冷たいもので染みることがあります。

 

④C3(歯髄まで進んだ虫歯)

むし歯が歯髄(神経)まで進んでいる状態です。激しい痛みを感じることが多く、放置すると神経が死んでしまい、痛みがなくなることがあります。

 

⑤C4(歯根だけ残った虫歯)

歯冠部(歯肉から上の部分)がほとんど崩壊し、歯根だけ残った状態です。神経が死んでしまい、痛みがなくなる場合があります。歯根の先に膿が溜まると激しい痛みが起こり全身の健康を害することにもなります。保存治療は困難なため通常は歯を抜くことになります。

 

虫歯を放置する方のなかには、「痛みがなくなったから治ったと思った」と考える方もいるのではないでしょうか。しかし、痛みがなくなったのは神経がなくなったからで、虫歯はどんどん進行しています。痛みがなくなったから治ったとは思わずに、すぐに治療を受けましょう!