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ガリガリ取る歯石取りで歯が削れてる!?

こんばんは❗️歯科衛生士の後藤です😊

先週まで毎週計6回歯周病についての勉強会に参加して学んできました。

今回お話ししたいのは、タイトルにある通り、

 

ガリガリ取る歯石取りで健康な歯を削ってしまっているかも知らない⁉️というお話です。

 

初めて歯医者に行くと、こんな風に言われた事はないですか❓

 

「歯茎の中にも歯石があるので6回に分けて取っていきましょう❗️」

 

↑この歯茎の中の歯石取りをする事が悪い事ではありません❗️

むしろ歯石の表面はザラザラボコボコしているので虫歯菌や、歯周病菌がくっつきやすくなる原因になるので取り除くのが良いです😊

 

※歯茎の中の見えない歯石を歯肉縁下歯石と呼んでます。

 

 

ただ❗️歯石取りは、水がでる超音波で落とすものもあれば、鎌がついた道具でカリカリ取る場合があって、歯茎の中は肉眼では見えずらいので、“何度も歯医者を変えて”ガリガリする歯石とりを何度もした経験がある方は場合によっては歯が削れてる場合があるかもしれません‼️‼️

※↑鎌形の歯石取りの器具はこんな感じの物です。

この道具が悪いのでは無く、

“何度も歯医者を変えて”というところが大事で、

だいたいの歯医者の流れで歯茎の中の歯石取りが有ります。ずっと同じ歯医者に行ってる方ならどれくらい歯茎の中の歯石取りをしているか歯医者側も把握できるのに対して、

歯医者を転々と変えてる方はどれくらい他の歯医者で歯石取りをされてるのか❓分からないままガリガリ歯石を取られてる事があるかもしれません😱

 

ただ、安心してください❗️当院では歯科衛生士全員がルーペ(拡大顕微鏡)を付けて確実に歯石がある所のみを取る事ができます。

しかし奥底までの歯石は見えないので、しっかり探知を行いながら慎重に歯石取りをおこなっています。

 

歯が傷つくと治らないので、そこから虫歯菌が入り込んで虫歯を作ったり歯周病が治りずらくなる原因にもなります。

なので、慎重に取るため6回くらいと、回数がかかる場合があるのと何度も歯医者を変えてそうな方には「ガリガリした歯石取りされた事がありますか?」とお伺いする場合があります。

 

大変怖いお話をさせていただきましたが、同じ歯医者での定期的なメンテナンスがとっても大事になると言うことですね❗️

 

私も歯科衛生士ですが、定期的に歯石とりや歯磨きチェックをスタッフ間で行い、「え、全然磨けてないじゃん」と思う事もしばしば←( え😅)

 

私たち歯科衛生士は、どうすれば健康な歯がずっと維持できるのか、お一人お一人のお口に合わせた口腔衛生指導を心掛けてます。長くに渡ってそのお手伝いができると嬉しいなと思います😊