お口の臭い、気になっていませんか??
こんにちは!歯科衛生士の柏木です😊
まだまだ暑い日が続いていますね😵☀️
今回は、なかなかヒトには聞けないお口の不快なにおいについて、何がにおいの元になっているのか、原因と対策をご紹介します✨
口臭の80%以上は、お口のなかの気体に由来します。
その主要な原因物質が
①硫化水素(👈腐った卵のにおい😵)
②メチルメルカプタン(👈腐った玉ねぎのにおい😵)
③ジメチルサルファイド
👆なかでも硫化水素とメチルメルカプタンが約90%を占めます。
この口臭の原因は、お口の中に❗️😱
その歯科的な要因をいくつかご紹介します。
①溜まったプラーク(歯垢)
歯に付着したプラーク(歯)は細菌のかたまりです。プラークはお口に長くあるほど硬くなっていき、歯ブラシで落ちにくくなります。長く残って熟成したプラークは、においのもと(おもに硫化水素)となります。
歯と歯のあいだや、歯と歯ぐさの境目にもプラークは溜まり、隣接面むし歯や歯周病の原因になります。
②穴の空いたむし歯
穴のあいたところには、食べかすやプラークが溜まりやすく、むし歯を治療せず放置していると、においのもと(硫化水素)の原因となります
③歯周病・深い歯周ポケット
歯周病菌のなかでも病原性の強いPg菌が出す口臭物質がメチルメルカプタンです。
歯周病は強烈な口臭のもとになっているのですが、やっかいなのは自分ではなかなか気づけないことです💧
歯周病になっている認識がないために、気づかないうちに不快な口臭が発生していることも多いです。いわば歯周ポケットの中にガス工場があるようなものです😱
④舌苔(ぜったい)
舌苔とは、舌の表面に積した汚れのことで、白色や薄黄色をしています。
誰しもうっすらと舌苔はあるものですが、厚く堆積すると細菌の温床となり、不快な口臭のもととなります。
その他、つけっぱなしの仮歯や入れ歯も、プラークが堆積し、においのもとになります。
対策①
お口の中のプラークをしっかり取り除くため、毎日丁寧な歯磨きをしましょう🪥
特に歯と歯の間はプラークが溜まりやすく、歯周病の原因にもなるため、1日1回はフロスや歯間ブラシを使いましょう✨
舌に溜まる汚れは、奥から手前に向かって優しく歯ブラシで磨くほか、専用の舌ブラシでも取り除けます✨
対策②
硬くなった歯石や、自分では届かないところのプラークは、定期的に歯科医院できれいにしましょう🦷✨
対策③
歯科医院で、定期的に歯周病の検査・治療をしましょう!
歯周病は痛みがないので、自覚症状なく進行し、久しぶりに歯医者さんに行ったら重度の歯周病になっていた!!なんてことも😱
定期的なチェックが大切です✨
いかがでしたか?😊
分からないことやお聞きになりたいことがありましたら、歯科衛生士にお尋ね下さい☺️
[nico 2023.7月号参照]