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お口のこと…歯のこと… / ブログ

タバコとお口の健康

こんにちは!歯科衛生士の長島です☺️

今日は喫煙が口腔内に与える影響についてお話したいと思います。
タバコを吸っていると歯肉の腫れや出血が見た目上抑えられ、患者さん自身が歯周病に気づきにくくもなります。タバコに含まれるニコチンや有害物質はお口にも害を与えます😱‼️

代表的なものとして…
①歯周病
②着色、色素沈着
③口臭
④子供の受動喫煙による乳歯の虫歯
⑤インプラント治療の失敗

ある統計データによると、歯周病にかかる危険は1日10本以上喫煙すると5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍に上昇し、また重症化しやすくなるそうです。
ニコチンは体を守る免疫の機能を狂わせるので病気に対する抵抗力が落ちたりアレルギーが出やすくなります。更に傷を治そうと組織を作ってくれる細胞の働きまで抑えてしまうので、手術後も治りにくくなります。

また、「ヤニ」という形で歯の表面に残っているので、歯がざらざらしてバイ菌が張り付きやすくなるのはもちろん、いつまでもお口の中や歯肉にニコチンが染み出しつづけることになるのです。

写真のようにタバコを吸ってる人の歯茎は黒ずんでることが多いです。これは、タールが付着してるのではありません。タバコのニコチンによる刺激で歯茎の内部にあるメラニン色素産生細胞が活性化し、組織が黒ずみそれが透けて見えるのです。紫外線の刺激で肌が日に焼けるのと同じ原理です🤔

 

禁煙することで「歯周病にかかりやすさ」は4割も減ります。また、口腔疾患のリスクは大幅に減り、全身の健康リスクも低下します。

禁煙できれば1番ですが、できない方は特に定期的なお口のクリーニング・セルフケアが大事になります!

 

nico 8 参照